はじめに
この記事では、郡道先生による歴史授業配信を視聴した感想についてまとめる。
今回の時代は江戸(前)。
配信情報
- 配信日:2020年6月5日
- 授業内容:江戸時代(前)
- 配信時間:約一時間ほど
- ゲスト:夏色まつり
感想
毎回、当然のように前回の復習を5~10分程度してから本編の授業が始まるが、 良く考えてみると、かなりすごいことのように思える。 実際の学校の授業では基本的に復習はしない。 大学の講義くらい1コマが長ければ復習することもあるかもしれないが、 小学校や中学校、高校などは一般的に授業時間は50分程度で復習をしている時間がない。
復習の時間が取れることも、YouTubeの授業配信における利点なのかなと思った。 先生が好きなように時間を決めることができる。 さらに言えば、何を教えるかも自由に選べる。 教科書に載っている内容以外にも、 横道にそれて生徒が興味を持てるエピソードを追加することができる。
そして、その点においても郡道先生は教えることが上手だと思った。 ちょっとしたエピソードや、興味をひくクイズなどを、 毎回の授業でいくつも用意していて、聞いている側は本当に飽きることがない。 最初から最後まで楽しいまま授業を聴き続けられる。
今回は江戸時代。 日本史で最も有名であるだろう時代。 「侍」の存在によって漫画や映画の題材としてもよく使われる。 最近はゲーム「SEKIRO」の影響でより人気なのではないだろうか。
例のごとく、私は徳川家が何をしたのかなどは、すっかり忘れていた。 三代目徳川家光が参勤交代や鎖国など様々なことをやっていたことに驚いた。 家光の存在すら忘れていた私だったが、今回の授業でしっかり覚えられたので良しとしよう。
ゲストの夏色まつりさんは歴史のテストでは16点、偏差値43とのことだったが、 話を聞いて一つ一つの出来事をしっかり理解していたようので、 ちゃんと勉強すれば偏差値80くらいは簡単にとって東大にいけるだろうと思った。 また、関ヶ原の戦いにおいて、不安になった家康が手紙をたくさん出したという話を聞いて、 すぐさま「メンヘラ?」と返していたことから、高度な人間性がうかがえた。 「にじさんじは芸人で、ホロライブはアイドル」みたいな噂を聞いたことがあるが、あの噂は嘘だったのだろうか。
今回も分かりやすい授業配信であった。 この配信もあと2回とのことで少し寂しい気もする。 歴史の勉強をするきっかけを与えてくれたこの授業配信に感謝。 次の配信も楽しみにして待とう。
授業内容のメモ
江戸時代(前)
- 1600年、岐阜、天下分け目の戦い(1日)
- 東:徳川、10万4千人
- 西:石田、8万5千人
- 家康は不安で西側に手紙を100通以上(メンヘラ?)
- 「こちら側に付けば色々保証するよ」
- 小早川秀秋の裏切りで東が勝利
- 1603年、徳川家康が征夷大将軍 → 江戸幕府
- 将軍
- 次に大老(偉いけど臨時)
- 次に老中
- さらに色々あるけど覚えなくて大丈夫
- 家康が将軍だったのは2年間だけ(病気、食べすぎ、説など)
- 将軍の座はすぐに息子へ、三男の秀忠
勢力図
- 御三家:三人の息子、名古屋、和歌山、茨城
- 親藩、譜代:親戚や戦前からの仲間 → 近場
- 外様:戦後の仲間 → 遠場
徳川家康がやったこと
三代目:徳川家光
- 武家諸法度に参勤交代を追加
- 目的:大名の経済力の減少
- 1年に1回(遠すぎるところは2年に1回)
- 嫁と子は江戸で人質
- 加賀の場合:1年で7億円(3千人の家来で片道2週間)
家光:街道の整備
家光:慶安の御触書
- 生活のルール、かなり厳しい
- 士農工商:武士(7%) > 農民(84%) > 商人 > 商人 >>> えた・ひにん
- 不満をえた・ひにんに(差別)
- キリスト教では神が一番 → 徳川家は気に食わない
- キリスト教に対して税など
- 1637年、島原・天草一揆(長崎)、死傷者数8千人以上
- 天草四郎(16歳)、農民4万人のトップ
- 幕府の弾圧に対抗して一揆
- 幕府「キリスト教は危ない」 → 踏み絵
- 寺請制度:寺に入ることでキリスト教徒でないことの証明
家光:鎖国
- 1639年、長崎の出島、オランダと中国のみ
- ここから二百年
おわりに
ここでは、郡道先生による歴史授業配信を視聴した感想についてまとめた。 徳川家光のことを思い出せて良かった。 いつにも増して面白くためになる授業だった。