黒てんこのお便りコーナー番外編第1回

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はじめに

記念すべき「黒てんこのお便りコーナー」番外編第1回です!

「黒てんこのお便りコーナー」とは、皆さまからいただいたお便りに、 私がひたすら返事を書いていくというコーナーです。そして今回は番外編! 

なぜ番外編なのかというと、このお便りコーナーの記事を「自由ポータルZ」に投稿したいからです。 いつもは皆さまからお便りを募集しているのですが、 お便りの中には詩や小説などがあり、著作権の問題により自由ポータルZへの投稿が難しくなってしまいます。 そこでこの番外編では、お便りも返事も全て私が書くことにしました!

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いつもの「黒てんこのお便りコーナー」はこちら!

www.kurotemko.com

それでは「黒てんこのお便りコーナー」番外編始まります!



1通目:雷おこし薫子さん

お便り

黒てんこさん、こんにちは。

お便りコーナー番外編始まったみたいですね。私は嬉しいです!

いつも読んでいる黒てんこさんのお便りコーナーに番外編ができるなんて!

夢みたい! ああ、夢みたい! 

あれ? これは夢?

いや、夢じゃないわ! 

夢みたい! だけど夢じゃないわ!


返事

雷おこし薫子さん、素敵なお便りありがとうございます!

なんとこの番外編、夢じゃないんです!

実際に私が5時間くらいかけて書いたので絶対に夢じゃないんです!  そうじゃないと私の5時間が無駄になってしまいます。 だから雷おこし薫子さん。信じてください。 夢じゃない、夢じゃないの。 この番外編、夢じゃないの~。

雷おこし薫子さんは毎回お便り送ってくれますね。 私はいつも雷おこし薫子さんのお便りを読むだけで幸せになります。 なんかこう温かいですよね。お便りに優しさが溢れているように感じます。 そして番外編にまでお便りを送っていただいて本当にありがとうございます!  これからもこのお便りコーナーをよろしくお願いいたします。

最後に。

夢じゃないぜ……だけど夢の中で会おうぜっ(キラン)


2通目:ワルキューレ音楽隊さん

お便り

そこにあるのは、滝! 滝! 滝!

とても大きな、滝! 滝! 滝!


返事

ワルキューレ音楽隊さん、素敵な詩を、あり! あり! あり! がとうございます。

綺麗で力強い詩ですね。 目の前にとてつもなく巨大な滝を想像することができました。 ああ、滝だ! 目の前に滝が! とても大きな滝が現れた! 

ワルキューレ音楽隊さんは実際に滝を見ながらこの詩を書いたのでしょうね。 きっとそうなのでしょうね。 そうでなければこれほどに美しい詩を書くことなどできないでしょう。

滅多に人が入らない山の奥深く、 ワルキューレ音楽隊さんは一人で山を登っていく。 目指すは山の頂。 その山頂では天の隙間から大量の水が降り注いでいる。 それは雨ではなく滝なのだ。 雨は度を越せば滝となる。 まさしく世界一大きな滝である。

ワルキューレ音楽隊さんはその滝を見て叫んだ!

そこにあるのは、滝! 滝! 滝!

とても大きな、滝! 滝! 滝!


3通目:ミカン食べましたけど何か?さん

お便り

黒てんこ。こんばんは。

前回のお便りコーナーでお便りを採用してくれてありがとう。

そして相談に乗ってくれてありがとう。

ちょっとスッキリした。

やっぱりコンビニでトイレ借りるの緊張するもん。

だけどさ。俺、借りられたよ。

一歩、たった一歩だけどさ。

大人に近づけた気がする。

本当にありがとう。

百万円振り込みたいんだけど口座番号教えてもらっていい?


返事

ミカン食べましたけど何か?さん、お便りありがとうございます。

こちらこそお便りを送っていただけて本当に嬉しいです!

コンビニでトイレ、借りられたんですね。 ついに夢が叶ったんですね。 すみません、私ちょっと泣きそうです。 人の成長を見ると感動して泣いてしまうのです。 私も歳をとりましたね。 大人の階段を上ったミカン食べましたけど何か?さんに拍手をしましょう。 皆さんも拍手してあげてください。

本当におめでとうございます。 コンビニのトイレを借りるのはそう簡単なことではありません。 なぜならコンビニのトイレを借りるには3つの大きな関門があるからです。

まず第一関門「店員さんに声をかける」。 トイレを借りることを店員さんに告げなければいけません。 他人に声をかける、これはとても大変なことです。 その難しさたるや、その時点でトイレを借りることを諦めてしまう人が大半なのです。

そして次に第二関門「ドアノック」。 もしかしたらトイレに人が入っているかもしれないのでドアをノックする必要があります。 しかしこれも難しいです。 めちゃくちゃ怖い人が出てくるんじゃないか、めちゃくちゃ変な人が出てくるんじゃないか、そんな恐ろしさがあなたを襲います。 ああっ、恐ろしいっ、恐ろしいよぉ。

最後の関門「緊張」。 他人の家のトイレでは、緊張してなかなか便が出ないことが稀によくあります。 コンビニのトイレではなおさら出ません。 しかし、そんな状況でも排便をしなければならないのです。 大変ですね。

これら3つの関門を乗り越えたミカン食べましたけど何か?さん、おめでとうございます。 みなさん、もう一度拍手を。 大人への一歩を踏み出したミカン食べましたけど何か?さんに大きな拍手を!

あと、申し訳ないですが口座番号は教えられません。 私はお金のためにお便りコーナーをやっているんじゃないのです。 じゃあ何のためにやっているかって?  ふふ、ひ・み・つ♡


4通目:メルさん

お便り

まっすぐ歩いて

たまには曲がって

走ってみたりもして

進んできた道

そんな道だけど

正しかったのかな?

他に道があったのかな?

分からない

分からないけど

私は今、トイレにいるよ

私は今、トイレにいるんだよ


返事

メルさん、素敵な詩をありがとうございます。

一つ前のお便りに続いてまたトイレの話題ですね。

そしてメルさん、おめでとうございます。 トイレ間に合ったんですね。 私が先ほどメルさんと会ったとき、何やら急いでいるようでしたが、トイレだったんですね。 いや~、間に合ってよかったです。 自分のことのように嬉しいです。 おめでとうございます。

そしてそんな緊急事態を詩に書き起こせるその技術力。 感服いたします。 その技術力を持ってすれば詩で日本を牛耳る事も可能でしょう。 メルさんの詩による日本統一を楽しみに待っています。

それでは詩を書いて締めさえていただきたいと思います。

■■■■■■

歩き疲れて

走り疲れて

休んでも休み足りなくて

休んでばかりもいられなくて

そんな人生出てこいや!

■■■■■■


5通目:黒々丸々さん

お便り

「恋愛泥棒だ! 逃げろ! 恋愛泥棒だ!」

 逃げる男がそう叫ぶ。町中が騒がしい。

「おい、どうした?」

「だから恋愛泥棒だ! はやく逃げろ! 恋愛を盗られるぞ!」

 私は男が逃げる方向とは逆側に目を向ける。

 するとそこには桃色の男たちが迫ってきていた。

「おい、そこのお前。私たちは恋愛貯蓄銀行の者だ。無駄にしているお前の恋愛を寄越せ」

「恋愛? なぜお前たちに恋愛をやらねばならんのだ?」

 私がそう尋ねると、桃色の男たちが鼻で笑った。

「お前のようなしょうもない人間が恋愛したところで失敗するに決まっている。 だから私たちはそのような無駄になるであろう恋愛を収集して、 モテモテの人間たちにその恋愛を投資しているのだ」

「ふざけるな! 恋愛は平等だ! 私だって恋愛がしたい!」

 桃色の男たちは再び笑う。

「クックック。見た目は冴えない。服装もダサい。 金もない。お前のような人間に恋愛する権利なんてないんだよ」

「たしかにな。私は見た目もイケてないし、服もダサい。 だけど金は持ってるぞ。こう見えて私は飛行機のパイロットだからな」

 桃色の男たちは驚きのあまり目を見開いた。

「えっ、パイロット!? すげーじゃん! じゃあ金あるんだったら、 ブランドものとか、もっとオシャレな服着たほうがいいよ、絶対!」

「えー、それよく言われるんだけど、あんまり服のこととか分かんないんだよね」

「おいおい、水臭いな、俺たちの仲だろ。今度教えるよ、 おすすめのブランドとか服屋とか。あと、美容院で髪を整えたほうがいいな、そっちも教えようか?」

「マジで! 助かるわー、ホントにそういうこと聞ける友達いなくてさ」

「オッケー任せて、じゃあさっそく明日とかどう? 空いてる?」

「明日? ああ、空いてる空いてる! それじゃあ明日よろしく頼むわ!」


返事

黒々丸々さん、素敵な小説をありがとうございます。

しっかり読ませていただきました。 ものすごく良く書けていると思います。 テンポの良さやスピード感、そしてどんでん返しなど、 ハリウッド映画なのかと勘違いしてしまうほどの大作です。

また、桃色の男たちとの戦闘シーンではあまりの素晴らしさに泣き出してしまいました。 本当に久しぶりに泣きました。 私が最後に泣いたのはいつだったかな。 三年前にレンタルビデオ屋さんで借りた映画「ターミナル」のクライマックスで泣いたのが最後だったかな。 いや、二年前にも道端で犬の糞を踏んで泣いたっけ?  あんまり記憶にないな。 すみません、いつ泣いたか覚えていません。

あと、設定が良くできていると思いました。 「恋愛」という概念を貯蓄できる銀行があるというのも面白いですね。 こんな作品読んだことありません……も……モ……モモ……モモ?  いえ、やはり読んだことありませんね。

さらに、最初は恋愛を奪おうとしていた桃色の男たちが、 主人公がお金持ちだと分かった瞬間に手のひらを反す場面。 本当によくできていますね。 つまり、あの瞬間に主人公は恋愛を奪われる側から投資される側に変わったわけですね。 やはり作品が面白いと考察するのも楽しいです。

黒々丸々さんの作品もっと読みたいです!  またお便りを送ってください!  絶対に読みます!


おわりに

以上で「黒てんこのお便りコーナー」番外編第1回は終了です。

楽しんでもらえたでしょうか。 少しでも楽しんでもらえたのなら幸いです。 そして「私もお便り送ってみたい!」と思ってくださる方がいましたら、 下にあるお便りフォームからお便りを送っていただけると嬉しいです。

では第2回でお会いしましょう!

ばいばーい!!


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