映画「ジョーカー」感想


はじめに

 ここでは、映画「ジョーカー」の感想を書く。


「ジョーカー」について

 ジョーカーはアメリカンコミックスバットマン」に登場するヴィラン。 そんなジョーカーの誕生を描いたのが今作。 ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じる。


感想

 重すぎる一作。 最初から最後まで重い。 しかし、見たほうがいい。 見て損はない。

 舞台は財政難による貧富の差などから治安が最悪となっているゴッサムシティ。 そんな街で「人を笑わせたい」とピエロをやったり、 コメディアンを夢見るジョーカー。

 私がジョーカーの存在を始めて知ったのは、バットマンの映画「ダークナイト」。 そこでは頭の狂った悪役、犯罪行為を楽しむサイコパスといった雰囲気、 ジョーカーはまさにピエロだった。 そしてピエロでありながらも「強者」の風格を纏っていた。

 しかし、今作の映画「ジョーカー」では、 まだ本当のピエロになる前の「弱者」だったジョーカーが描かれている。 その頃の名前はアーサー。 アーサーは突発的に笑い出してしまう病気を持ちながらも、 一流のコメディアンを目指して生きていた。 しかし、仕事ではトラブルが続き、ついにはクビになる。 精神的に追い込まれていたアーサーは、 あるとき電車でチンピラに絡まれて、つい発砲してしまう。 人を殺したアーサーはそこからどんどん道を外れていく。

 夢を持ちながらも悪の道に進んでいってしまうジョーカー。 それをこの映画では本当にリアルに描いている。 災難が続きながらも、コメディアンという夢を諦めず、 最後には憧れの人に会う機会を得る。 悲劇なのか喜劇なのかはもう分からない。 何が正しいとか、誰が正しいとか、答えはない。

 私のお気に入りのシーンは、 赤いジャケットを羽織ったジョーカーが長い階段を踊りながら降りていくところ。 そのシーンは終盤におとずれる。 狂気に満ちた物語がクライマックスに向かう中、 そのシーンはとても魅力的に映った。 このシーンがお気に入りだという人は多いと思う。 BGMや曇り空も相まって美しくすらある。

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おわりに

 ここでは、映画「ジョーカー」の感想を書いた。


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