はじめに
ここでは、総合格闘家である矢地祐介さんのジークンドーシリーズを視聴した感想をまとめる。 現在(2020年6月16日)までに投稿されているジークンドー関連の動画はすべて視聴した。
ちなみに、私は格闘技などは全くやったことがないド素人。 間違ったことを書いている可能性も高い。 そのことを念頭に置いた上で読んでもらえるとありがたい。
矢地祐介さんのチャンネルについて
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ジークンドーシリーズの再生リスト
ジークンドーシリーズについて
総合格闘家である矢地祐介さんがブルース・リーのジークンドーを体感するシリーズ。 ブルース・リー直系の弟子である石井東吾先生が登場。 さらに、石井先生のお弟子さんである平良さん、 お笑い芸人のデニスの行雄さんが参加。
このシリーズがおもしろいポイントは、
- 矢地選手の謙虚に学ぶ姿勢
- 石井先生の説明の分かりやすさ
- 行雄さんの芸人としてのおもしろさ
- 平良さんの存在
などがあげられる。
感想
2020年3月27日:ワンインチパンチ
タイトル「総合格闘技 VS ジークンドー!ブルース・リー直伝のワンインチパンチ、衝撃の被弾・・!」
シリーズの初回。 矢地選手もカメラマンの方も、動画の序盤では、ジークンドーを少し胡散臭く思っていたが、 実際に技を受けて本物だと信じる回。 正直、私もブルース・リーと言えば「映画で有名だよなー」くらいに思っていて、 言ってしまえばフィクション、 その格闘技となればお遊びのようなものなのではと勝手に思い込んでいた。 しかし、この動画を見て本物なのだと確信した。
確信した理由は、矢地選手が本物だと言ったこともあるのだが、 それとともに、ジークンドーがしっかりとした理論に基づいていると分かったからだ。 例えば、ワンインチパンチもただ腕の力で殴っているだけではなく、 全身を使って打ち出す技のようだ。 見た感じでは軽く殴っているだけのようにしか見えないのに、 技を受けた側はびっくりするくらいに吹っ飛ぶ。 これが技なのかと思った。 かっこいい。
2020年3月29日:鞭打
タイトル「漫画バキの鞭打をジークンドーマスターから学んだら超強烈だった・・。バキ検証番外編」
序盤の鞭打のお手本で、平良さんがかわいそうになる回。 鞭打は表面にダメージを与える技ではなく、内部に浸透させる技とのこと。 ワンインチパンチは体重を乗せて打つ技だったが、 鞭打は腕の重さを乗せて打つ技のようだった。 つまり、基本は同じ(?)ようなもので、 力を入れるのではなく、力を抜くことで(脱力)で、重さを乗せて打ち出す技らしい。 かっこいい。
そして、矢地選手の飲み込みの速さが凄まじい。 当たり前と言えばそうだが、矢地選手はプロの格闘家であり、 基本ができているからこそ、別の格闘技でもすぐに吸収できるのだろう。 やはり男としてはそういった格闘技に憧れてしまう。 矢地選手も石井先生もかっこいい。
2020年4月3日:正中線四連突き
タイトル「ジークンドーマスターが、漫画バキの「正中線四連突き」をMMA用にアレンジ!ヤッチくん、超危険技習得なるか・・!」
この正中線四連突きに関しては、 本当のマンガの世界だった。 一連の動作で急所を4か所打ち込む技だが、速すぎて見えない。 実践で使える技なのかは分からない。 だが、ただただかっこいい。
そもそもジークンドーはどんな技でも使えてしまうのか。 矢地選手はマンガ「バキ」で登場した技の再現を試みているわけだが、 石井先生はまさに「バキ」に登場する技の数々をすでに修得している。 ジークンドーはすごい。 それだけは分かる。
2020年4月5日:ストレートリード
タイトル「格闘家 矢地祐介、ジークンドーマスターから真髄「ストレートリード」を学ぶ、習得なるか・・!」
これまではマンガ「バキ」に登場する技を教わっていたが、 この回からはジークンドーを実際に教えてもらい始める。 始めに教わるのは、ジークンドーの最も重要であるらしい「ストレートリード」。
私はこの「ストレートリード」の回が最も感動した。 私のような格闘技を全く知らない人間でも、それがどんな原理なのかが分かったからだ。 そして、「ストレートリード」がなぜ強いのかもなんとなく分かった。 パンチ(ジャブ)もただ腕の力で殴るのではなく、 体の使い方を工夫することで全身を使って打ち出すことができる。 それゆえに石井先生のような小柄な体型の人でも、重い打撃を繰り出せる。 すごい。
2020年4月10日:ジークンドー道場へ
タイトル「総合格闘技 VS ジークンドー第2弾!〜出稽古編〜 禁断の稽古大公開!」
前回までは石井先生たちがジムに来ていたが、 今回からは矢地選手たちがジークンドーの道場へ行く。 道場の床は木の板。普通に痛そうである。
石井先生はジークンドーを学び、ジークンドーの先生であるわけだが、 今回の動画で石井先生がジークンドーをさらに応用させようとしていることが分かった。 例えば、ナイフなどの武器にどう対応するか、複数人に対してどう戦うかなど。 上に立つ人が、さらに上を目指しているということに少し感動する。
石井先生の「武闘家の襟を掴むのは危険ですよ」というセリフがかっこよかった。 私も言ってみたい。 そのためにはまず格闘技を学ぶ必要があるのだが。
2020年4月17日:金的蹴り
タイトル「超危険!格闘家がジークンドーマスターに反則技「金的蹴り」を学ぶ!」
私は格闘技は全くの素人であったため、「金的」というものがどの格闘技においても重要な要素であることを知らなかった。 もちろん「当たったら痛いよね」くらいには思っていたが、 例えば総合格闘技では金的への攻撃は反則であったり、 ジークンドーでは一つの急所であり、狙うべき攻撃箇所であったりなど、 「金的」は格闘技において考えなければならない一つの要素であるらしい。
この回からは、行雄さんの技を受ける役割を担おうとする気持ちが高まる。 行雄さんはいるだけでかなりおもしろいが、 技を必死に受けている姿もおもしろい。 かなり万能な存在である。 それに加えて、平良さんの存在もおもしろい。 平良さんのアシスタントに徹している姿からはプロの意識を感じる。 あと、全体的に石井先生も平良さんもノリが良い。 カメラマンの方も含めて、5人で動画を作っている感じがして本当に楽しい。
2020年4月24日:サイドキック
タイトル「ブルース・リー直系のサイドキックは半端じゃなかった・・。格闘家矢地祐介、ジークンドーを学ぶ!」
凄まじい速度のサイドキック。 石井先生の動きはどれも速いが、 比較的大きな動作であるサイドキックでさえも速い。 私としては、この一撃だけで一般の人は(私も含めて)、ノックアウトされるのではないかと思わされた。 60kgの石井先生のサイドキックに、95kgある行雄さんが軽く吹っ飛ばされる。 やはりジークンドーにおいて体の大きさはあまり関係ないのか。 もともとブルース・リー発祥ということもあり、アジア人が使えるように作られたからか。
どの動画でもそうだがしっかりとした仕組み、原理を一緒に説明してくれるので分かりやすい。 動画の途中で行雄さんが「石井先生は何を聞いても、これはこういう仕組みだからこうする、と全部説明してくれる」と言っていて、 その通りだなと思った。 石井先生がジークンドーをしっかり理解しているからこそ、説明が分かりやすいのだなと思う。
2020年5月1日:実践的ジークンドー
タイトル「ジークンドーはMMAに通用するのか?ジークンドーマスターが総合格闘家にガチ指導!」
ジークンドーを総合格闘技に取り入れるための指導回。 打撃を相手に入れるために、フェイクとフェイントなどを活かして、どう戦術を考えるかという話。 主にヒット率を上げるための指導がメインだった。 「攻撃を散らして、虚実を生ませる」という石井先生のセリフがかっこよかった。
ジークンドーの先生から見た総合格闘技がどのようなものか。 私は素人なので総合格闘技もジークンドーも分からないが、 ジークンドーマスターが総合格闘家に指導する姿は興味深い。 石井先生の説明は分かりやすいし、 矢地選手は理解が速い。 どちらも格闘技においてトップの人なのだなと思った。
2020年5月30日:オンライン飲み会
タイトル「裏話満載!ジークンドーマスター石井東吾先生とオンライン飲み会やってみた!」
矢地選手、行雄さん、石井先生、平良さん、カメラマンの方による和気あいあいとした飲み会。 石井選手がなぜジークンドーを始めたのか、平良さんとはどんな人物かが分かる動画だった。 特に、平良さんが話している姿に感動した。 他の動画では平良さんはまったく話していない。 声をしっかり聞いたのはこの動画が初だと思う。 謎多き石井先生や平良さんのことを知るならこの動画。
おわりに
矢地選手のジークンドーシリーズを視聴した感想をまとめた。 ジークンドーをやりたくなって仕方がない。 ジークンドーではなくても何かしら格闘技に触れたい。 そんな気持ちになれる素晴らしい動画であった。