マンガ 「 地獄楽 」 感想 (第九十九話まで)


はじめに

 今回は、漫画「地獄楽」を読んだ感想についてまとめる。

 読んだ範囲は、アプリ「少年ジャンプ+」で読める第九十九話まで(最終閲覧日:2020年6月3日)。

 ネタバレ有



感想

 「地獄楽」は、最強の忍者である「がらんの画眉丸」が、 自分の罪を帳消しにするため、 打ち首執行人である「山田浅エ門 佐切」と共に、 不老不死の仙薬を探しに行く話。

 読み始めたきっかけは、和の雰囲気が好きだったため。 舞台が日本で忍者や侍などが出てくるこの作品には興味が惹かれるものがあった。 また、少年ジャンプ+で一番人気ということもあり、読み始めた。

 主人公が忍者である作品は山ほどあるが、 打ち首執行人に着目した作品は珍しいと思う。 しかも、ヒロイン側。 忍者と比較して打ち首執行人のほうが力強いイメージがあるため、 ヒロインが打ち首執行人だということに驚いた。

 日本各地から画眉丸のような極悪な罪人たちが集められ、 さらに、只者ではないオーラを放つ山田浅エ門たちも登場し、 これから壮絶な戦いが始まるのだろうという雰囲気にワクワクさせられる。

 また、序盤でいかにも強そうなキャラクタたちがあっさり殺される場面が多々あり、驚かされた。 一般的なバトルマンガではそういった裏切りのような展開は一度くらいだが、 この地獄楽では序盤であっさりと半分くらいの人が死ぬ。

 たしかに、登場人物が多すぎるというのもやっかいだと思うし、 強そうなオーラを放ち、あたかもメイン級のキャラクタのように振舞っていた人物たちがあっさり殺されるというのは、 なかなかお目にかかれない展開だった。 面白い。

 仙薬を探すべく訪れた極楽浄土とされる島では、 最強の忍びである画眉丸でさえ圧倒されてしまう敵が現れる。 そんな敵の圧倒的な力と不可思議さはセンスを感じた。 この圧倒的に強力な敵とどう戦うのか、 敵にどんな秘密があるのかなど、 気になるところがたくさんあって飽きることがない。

 と言いつつ、 なんやかんやあっさりその敵を倒せてしまったりするので、 拍子抜けといえば拍子抜けだし、 主人公側のキャラクタと敵キャラクタのパワーバランスがイマイチな気もするが、 ストーリー自体が面白いので、その辺はなんとかなるだろう。

 そして、第九十九話時点で、そろそろクライマックスというところまできている(おそらく)。 ここまで読んできて画眉丸が好きになってきたので、 画眉丸にとってハッピーエンドになったらいいなと思いながら、続きを待つ。


おわりに

 マンガ「地獄楽」を読んだ感想についてまとめた。

 クライマックスを楽しみにして待ちたい。


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